Tumblerでおもしろい画像を見つけました。
ほぼ同じ年代に描かれた絵。
日本人の飛び抜けた感覚に驚かされます。
写楽以外は同じ人が描いたといっても、信じる人はいるでしょう。
個性がないのです!だいたい天使やら、キリストばかりの重ったらしい絵画は、まったくもってつまらない!ましてや信者でもない私には更につまらない!
西洋絵画の中で、いちいち宗教を勉強しないと絵画の意味がわからないというのも、ずっと不満でした。
この当時の絵師達は西洋の遠近法、陰影法に憧れたと言いますが(実際に北斎などは西洋絵画を参考に描いています)私はこの日本人の感覚のほうが素晴らしいと思います。
下記の浮世絵は写楽の役者絵。
これには当時の人たちもこの絵には度肝を抜かれたようで、最初は写楽もあまり人気がなかったと言われています。しかしデフォルメを駆使し、顔の特徴を誇張してその役者が持つ個性を大胆かつ巧みに描き、また表情やポーズもダイナミックに描いたそれまでになかったユニークな作品を描きました。
写楽の個性的な作品群は強烈な印象を残さずにはいられません。
また、写楽が誰なのか未だに謎だらけなのも魅力です。
0 件のコメント:
コメントを投稿